大谷翔平との初対決も話題に
2024年3月に韓国で行われたメジャー開幕戦では、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手との初対決が話題となりました。
大谷選手は、ダルビッシュ選手がファイターズを退団後に背番号「11」や寮の部屋を受け継ぎ、2023年のWBCでは共にチームを牽引。「小さい頃から見てきて大好きな投手ですし、目標にしてきたような方」と大谷選手が慕う、関係の深い間柄です。

対決を前に、ダルビッシュ選手は「(大谷選手は)打てなかったボールを(次に)打ちにいく」と話し、データと多彩な球種を駆使して毎打席攻め方を変える対策を立てました。
初対決の結果は、二打数一安打。安打を放った大谷選手は試合後、「(ダルビッシュ選手の投球は)一球一球気合入ってたと思いますし、素晴らしい球がきてた。どっちも追い込まれた打席で、僕の方が苦しい打席でしたけど、何とか一本出て良かった」とコメント。

ダルビッシュ選手は「投げたい球は投げられた、間違った選択はしてなかった」と話したうえで、「一緒にトレーニングしてた時期もありましたし、今までの関係というか不思議な感じがしましたけど。ヒット打たれた後、自分の中ではニコッとしてしまって、なんだかんだ情は入っていたんだなと」と大谷選手への特別な思いを明かしました。
現在、日米通算200勝まであと4勝に迫り、「今までずっとチームメイト・スタッフさん・ファンの人と積み重ねてきた、一緒に勝った最低限の数字が196回。まわりが言うので『あと何勝で200なんか』とか思ってます(笑)」と感慨深げな様子(※2024年3月放送時)。

18歳の入団時を振り返り、「(その頃は)長いことできる体じゃなかったので、当時の自分が知ったらびっくりすると思います」というダルビッシュ選手。ひた向きな努力を続け、世界の第一線で戦い続けています。