野茂英雄氏からも指導を受け、挑戦を続ける

メジャーリーグ、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有選手。

北海道日本ハムファイターズ入団から、2024年でプロ20年目という節目のシーズンを迎えます。メジャーの舞台では12年にわたり活躍し、日本人メジャーリーガー初となる「最多勝」のタイトルを獲得(2020年)。

2023年のWBCで「侍ジャパン」を世界一に導いた立役者でもあります。

現在、チーム最年長となりますが「若い時に比べて動かなくなってくる部位が出てくるけど、それは絶対に許さないですね。年とってきたから仕方ないじゃなくて『どうやったら動く』っていうのをとにかく突き詰めて、ずっと自分の尻を叩いている。いつまでも150kmは投げておきたい」と自分に厳しくあり続けています。

メジャーの一線で活躍する秘けつは「サプリメント含め食事で、変わらずちゃんと栄養を取り続けること」。例えば白米よりも栄養価の高い玄米や脂身の少ない胸肉を食べ、ボディービルダーのような食生活を送っているそうです。

また、さらなる進化を求めて投球スタイルの改革に挑戦。フォークボールを磨くため、チームのアドバイザーであり、かつてフォークボールでメジャーを席けんしたレジェンド・野茂英雄氏に指導を仰ぎました。

年齢の壁に抗い続ける姿にはチームメイトの一流プレイヤーたちも敬意を払い、ダルビッシュ選手は目標・お手本のような存在に。2021年ホームラン王のフェルナンド・タティスJr.選手は「野球一筋で自分の体をいかに管理すべきか、その手本を見せてくれている」と賞賛します。