救急指令室と同様に感染拡大で再び激務となっているのが感染者や濃厚接触者の対応にあたる保健所です。第6波までの経験をもとに職員の負担を減らすよう新たな仕組みを導入していますが第7波の猛威によって現場は「限界」が近づいています。

◆鳴り止まない電話 ショートメッセージ対応に切り替え

「今、お熱が39度3分あって」
「息苦しさとかはないですか?」

久留米市役所にある保健所の新型コロナ対策チームには、朝からひっきりなしに電話がかかってきます。新型コロナに感染した人の健康状態の確認や入院、宿泊療養施設の調整などさまざまな業務に追われています。

久留米市保健所・田中浩之課長「自宅療養者数が一気に増えて5000人を超えている、久留米市の人口が約30万人と仮定して60人に1人の陽性者が自宅療養」

久留米市はスタッフの負担を減らすための新たな仕組みを導入しました。