田中課長「1日700人台の陽性者が出て、一件一件での対応が難しいということで、より重症化リスクのある方は従来通りさせていただき、それ以外の7割の方はこちらからさまざまな情報をショートメッセージでお伝えすることに切り替えた」

これまでは感染が確認されたすべての人に電話をかけて聞き取りを行っていましたが現在は高齢者や重症化リスクの高い人などに対象を絞って電話をし、それ以外の人はショートメッセージで連絡するようにしました。
田中課長「第6波のときの経験も踏まえて私たち保健所がどこまで耐えられるか考慮したときにこの一手はどこかで打つタイミングがあると思っていた」「ただし中には不安な方もいらっしゃいますので専用の電話を持っているのでこちらに電話いただきたい」
◆配食サービスと健康観察は外部委託へ
そして、もう一つの課題が自宅療養者への対応です。久留米市では現在5000人以上の人が自宅療養を続けています。配食サービスの対応が保健所だけでは追いつかず、今年4月から民間企業に外部委託しています。

久留米市保健所保健予防課・井原香さん「食事の申し込みの窓口は外部に委託していますが、そこでは緊急的には対応できないので、緊急対応としてここでやっています」
また、健康観察の業務も外部に委託するようにしています。さらに、市役所の別の部署や民間企業からの応援スタッフも継続し対応にあたっていますが第7波の猛威によって現場は綱渡りの状態が続いています。
久留米市保健所保健予防課・井原さん「最近大分きてます、休みの日は体が動かない感じです」
北嶋さん「最終電車で帰るのも第7波で増えました。時々フラってなることもありますけどまだ大丈夫です。自分たちもきついですけど患者さんが一番きついので、頑張って乗り切りたいと思います。」