小林製薬の「紅麹」成分が入ったサプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題で、厚生労働省が2人目の死亡を発表しました。同じ原料を使った商品の自主回収が相次ぎ、影響が広がっています。解説です。
小林製薬「紅麹」死亡2人に

厚生労働省は26 日、小林製薬の「紅麹」成分を含むサプリメント「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人の中で、新たに1人の死亡が確認されたことを公表しています。しかし、死亡との因果関係は小林製薬側が調査中ということです。
これまでの死者は2人、入院者数が106人、小林製薬側に寄せられている健康相談の件数は約3000件を超えているということです。
27日の午後2時ごろから関係省庁による連絡会議が開かれ、厚生労働省は小林製薬からのヒアリング結果を報告し、入院した患者が主に2023年9月以降に製造された「紅麹コレステヘルプ」を飲んだ人に偏っていることなどを会見で明らかにしました。
厚生労働省は本社のある大阪市に対して「紅麹コレステヘルプ」を含む3つのサプリメントに関して、廃棄命令などの措置を取るように通知をしています。
岐阜県は26日、「紅麹コレステヘルプ」の製造工場に調査に入ったということも明らかにしています。