例年、「ハンドボールの聖地」と呼ばれる富山県氷見市で開催されていた全国中学生ハンドボール選手権大会は、能登半島地震の影響で今年は福島県に舞台を移し、男女ともに27日に決勝戦がおこなわました。女子の優勝校は東久留米市立西中学校(東京都)。男子の優勝校は氷見市立西條中学校(富山県)で、開幕前に「優勝して氷見を元気づけたい」と決意を固めていた強豪校が見事、快挙を果たしました。

能登半島地震の影響で選手らの宿泊施設が確保できなくなるなどしたため、急遽、福島県での開催となった2024年の“春中ハンド”。
開幕前、氷見市立西條中学校男子の井上主将は、こう話していました。

井上拓己主将:
「振興枠とか開催地代表枠で出られなかった、氷見のチームの分まで戦って優勝して、地元の氷見に優勝の報告をして元気や勇気を届けられたらと思います」
「優勝」して、氷見を元気に。順調に勝ち進み、強い思いで挑んだ27日の決勝はまさに激闘となりました。

相手は全国大会常連の強豪校・東久留米西(東京都)。立ち上がり、東久留米西の力強いシュートが西條のゴールに襲い掛かります。
しかし西條も、井上主将の連続シュートに、ウイング・橋本選手の多彩なシュートなどで、なんとか食らいつき、13対13の同点で試合を折り返します。
後半も、両者一歩も譲らない一進一退の攻防が続くなか、西條のゴールキーパー戸圓選手が躍動。シューターとの絶妙な駆け引きでナイスセーブを連発で、ゴールを死守します。しかし東久留米西も気を抜きません。入れられたら、入れ返す。試合時間残り10分を切っても、シーソーゲームが続きます。後半17分には井上主将と、大浦選手がこの日6得点目となるゴールを決めリズムを掴むと、パスカットからの速攻で、橋本選手が連続得点で2点リードを奪います。
しかし残り3分を切った場面で西條がファウル。2分間、1人少ない5人でのプレーになりますが、それでも全員で、ゴールを守ります。
西條は1点差に詰め寄られ、試合時間残り20秒のところで、この試合8得点と大活躍の橋本選手が決定弾を決め、試合終了。
最後の最後まで全力で戦い抜いた西條中学男子が2015年の第10回大会ぶり、2度目の優勝を果たしました。














