『タスクシフト』で医師の業務を減らす取り組みも

 新たな取り組みで医師の働き方改革を行う病院もある。大阪市北区にある医誠会国際総合病院(560床)。大腸がんの手術の現場を取材した。まず医師が全身麻酔をかける。本来なら手術が終わるまでの5時間、ここで患者を監視しないといけないが、そのまま出て行ってしまった。
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 (麻酔科医 田中暢さん)「(Q終わりですか?)あそこは彼に今は落ち着いたので任せた」

 これは『タスクシフト』という考え方で、医師が担っていた業務をほかの医療従事者に移すというもの。特定行為の研修を受けた看護師に指示をして患者の監視を任せていたのだ。

 (麻酔科医 田中暢さん)「ようやく手術が終わったな、麻酔が終わったなと言ってデスクに帰ると、思い出した仕事が山ほどあって、そこから始めて、帰るのが午後8時9時10時となるのが今まで人生でざらでした。それが日中にどんどん終わっていくので残業はかなり減りましたね」
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 さらに、医師の勤務時間を管理する専門の部署をつくり、その月の時間外労働が多ければ代休を取るように促す。