「想定していない成分が含まれた疑い」 厚労省はヒアリング

自主回収は台湾や中国など海外にも広がっていますが、健康被害の原因物質が何なのかはまだわかっていません。
小林製薬は不純物が入り込み、想定していない成分が含まれた疑いを強めているといいますが、人為的な混入の可能性については…
小林製薬の会見(22日)
「持ち込めるものもリスト化していて、ポケットもない状態。何か持ち込もうとすると、複数で作業している現場なので、ちゃんとわかると思う」
過去に、小林製薬と紅麴の遺伝子情報を解析した専門家は…

奈良先端科学技術大学院大学 金谷重彦 教授
「健康被害になるような物質は、前はずっと出ていなかった。2024年あたりで、タンクの中で違う毒素が出てきたのではないか。それが紅麴菌由来なのか、他の微生物由来なのか、(小林製薬は)解析を始めるのでは。もし紅麴菌で新たな毒素の合成が確認できなかったら、どこから疑ったらいいだろうって、大変なことになると思う」
厚生労働省は26日、小林製薬の担当者をヒアリングしました。紅麹成分を含むサプリメントが、食品衛生法に違反するかどうか判断したい考えです。
また、自見消費者担当大臣は26日、「機能性表示食品」の全6795件(3月22日時点)について、安全性を確認するなどの緊急点検を行うと発表。
影響は拡大の一途をたどっています。
小林製薬は、今後さらに健康被害が拡大する恐れがあるとして、対象となる製品の使用を中止するよう呼びかけています。

また、対象製品を飲み体調不良を感じた方は、小林製薬の健康相談受付センターへ相談してほしいとしています。














