29日に開幕するプロ野球を前に、昨季日本一に輝いた阪神の岡田彰布監督(66)と槙原寛己さん(60)が対談した。オープン戦はチームワーストの9連敗に始まり、3勝14敗1分と最下位で終えた阪神。球団史上初の連覇へ向け、岡田監督が期待の若虎について語った。

槙原寛己さん:ちょっと阪神の調子が良くないじゃないですか、それはどうですか?
     
岡田彰布監督:それは全然気にしてないね。打ったら点が入る、打たなかったら入らない。ピッチャー陣も振り分けというか、新しい戦力の見極めというか、そういうのも含めて結構投げさせたピッチャーも多いので。

槙原さん:見極めで使ったりもしてるんで、負けはもう結果だけだと。
     
岡田監督:まあそれは全然よ。

槙原さん:そうは言いながらも近年のオープン戦の最下位が優勝しとるやんけっていうデータを見つけ出しましたね。

2020年の巨人、2021年、2022年に連覇したヤクルトと、ここ4年で3度オープン戦最下位のチームがリーグを制覇している(2023年優勝の阪神は、オープン戦8位)。
     
岡田監督:そう、見つけたんよね、見つけたっていうか・・・

槙原さん:誰が見つけたんですか?

岡田監督:嫁さんが見つけたんよ。

槙原さん:(爆笑)本当ですか?

岡田監督:ほんとほんと、どこで見たんだろうね、なんか新聞記者も全然知らなかったよ。

槙原さん:そうですよ、僕も見て、岡田さん凄いところ見つけてくるなと思って誰に聞いたのかなって。

岡田監督:嫁さんが見つけたんよ、ネットかなんか知らんけど、携帯でなんか、「4年間で3回最下位みたいよ」とか言いよって。「そうなん、ええやんそれやったら」っていう(笑)

槙原さん:色々と新しいこと見つけてくる人だと思ったら、奥さんのような援軍がいるわけですね。やっぱり今年、連覇を狙う意味でも岡田監督が考える投打のキーマンを教えていただけると。