ロシアのプーチン大統領は、モスクワ郊外で起きた銃乱射テロ事件について「イスラム過激派が行った」と述べました。これまでウクライナ側の関与を示唆する一方で、イスラム過激派には言及していませんでした。
ロシア プーチン大統領
「我々はこの犯罪がイスラム過激派によるものだと知っている」
プーチン氏は25日、今回のテロ事件を受けた対策会議でイスラム過激派による犯行だと明言しました。
事件をめぐっては過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出しましたが、プーチン氏は事件翌日の声明でウクライナ側の関与を示唆する一方、イスラム過激派については一言も触れていませんでした。
「イスラム国」側がその後、実行犯が撮影したとする映像などを次々と公開する中、「イスラム国」とは断定しなかったものの、イスラム過激派による犯行だと認めた形です。
ただ、「この残虐行為はウクライナのネオナチ政権を使って我々と戦っている勢力の一連の試みの可能性がある」とも述べ、根拠を示すことなく、ウクライナだけでなく西側も関与した可能性があると一方的に主張しました。
こうした中、ロシア連邦捜査委員会は25日、事件による死者が139人に増えたと発表。実行犯らが現場に到着してから襲撃を終えて建物を出るまでの時間が13分間だったと明らかにしました。
また、襲撃に使われた車を実行犯らに売却したなどとして、新たに3人が逮捕されました。
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