地震が発生し津波が港に押し寄せるという想定で、カーフェリーを守るための訓練が、宮崎港で行われました。

(田尻怜也記者)
「きょうの訓練の舞台はカーフェリーです。津波から船や人命を守るため、より迅速な対応が求められます」

この訓練は「宮崎カーフェリー」が毎年実施しているもので、乗組員や社員などあわせておよそ60人が参加しました。

25日は、四国沖を震源とする大地震が発生し、25分後に3メートル超えの津波がカーフェリーが停泊している宮崎港に押し寄せるという想定で進められました。

訓練では本社の会議室で対策本部が立ち上がり、社員たちが船長と連絡を取り合って船を沖合に緊急避難させることなどを決めました。

「では、本部のほうとしても離岸の指示をしますので、緊急離岸をよろしくお願いします」

このあと、社員が誘導員の指示に従って、およそ650メートル先にある津波の避難場所に移動しました。

また、今回は、船を沖合に避難させるため車が乗り降りする扉を閉じる訓練や、船と岸壁をつなぐロープをナイフを使って切断する訓練も実施されました。

(訓練参加者)
「緊急性をもって早めに移動することが大事だと思う」
「すぐに避難を誘導できるように日頃から備えておくことが大事だと思った」

(宮崎カーフェリー運航管理部 成尾和也部長)
「われわれ乗組員や社員で協力して、避難訓練等を行って、これからも安全に乗っていただきたいと思う」

宮崎カーフェリーでは大津波警報が発令された場合、津波の被害をほぼ受けないとされる水深が200メートルある海域まで船を避難させることにしているということです。