将来のゼロカーボンを実現するため、新たな水力発電所の開発を進める長野県の会議が25日に開かれ、今年度の検討状況などが報告されました。

県の企業局などで構成されている会議は、新規の水力発電所の設置が可能な候補地を早期に発掘する目的で開かれているもので、今回で10回目です。

県庁で開かれた会議では、今年度の検討状況として、発電所の建設コストを抑えるために、技術的な課題について産学官で意見交換をしたことなどが報告されました。
県は全国では3番目の水力発電量を誇っていて、企業局では、現在23か所ある県内の発電所を、すでに工事に着手しているものを含め、2025年度末までに36か所に増やす計画を掲げています。