■第96回選抜高校野球大会 第6日 日本航空石川 0ー1 常総学院(25日、甲子園球場)

天候不良のため2日順延された1回戦最後の試合に登場した日本航空石川は、茨城の常総学院に0‐1で敗れ、初戦敗退となった。

両チームの先発が緊迫した投手戦を続け5回まで互いに無得点。迎えた6回、常総学院は犠飛で1点を先制する。日本航空石川はその後ランナーを三塁に進めるなどしたが、チャンスを生かせず1点差で涙を飲んだ。

能登半島地震で石川県輪島市の校舎が甚大な被害を受けた日本航空石川が、春夏合わせて2度の優勝を誇る茨城の常総学院と対戦した。

元日の地震後、系列校のある山梨に拠点を移して練習を積んできた日本航空石川は1回表、先発の猶明光絆(2年)が先頭バッターに左翼線に二塁打を許し、いきなり無死二塁のピンチを迎える。しかし、チェンジアップで2者連続三振を奪うと、常総の4番、武田勇哉(3年)も左飛に打ち取り、無失点で切り抜ける。

2回以降も猶明は、しっかり腕を振るテンポの良い投球を続け、常総打線に得点を許さない。一方打線は、常総学院の先発・小林芯汰(3年)に5回まで8つの三振を奪われるなど、攻撃の糸口を掴めず、両チームゼロ行進が続いた。

そして迎えた6回表、猶明は先頭打者に四球を与えると、牽制時にボークを取られ無死二塁。さらに犠打で一死三塁のピンチとなり、4番の武田に右犠飛を打たれる。ここまで緩急をつけた投球で常総打線を抑えてきた猶明が、ついに1点を失ってしまう。

猶明は7回途中で降板、後を託した。打線は9回裏、一死二塁で今日2安打の段日向樹(3年)が右前に弾き返し、一死一・三塁と一打同点のチャンスに。しかし、河田拓斗(3年)が遊ゴロ併殺に打ち取られ万事休す。日本航空石川はあと1点が取れず、初戦で涙を飲んだ。

*写真は日本航空石川の先発、猶明光絆投手(2年)