近畿王者の大阪桐蔭は関東大会ベスト4の国学院久我山と対戦

 近畿王者の大阪桐蔭(大阪)と関東大会ベスト4の国学院久我山(東京)の注目の対決。先制したのは国学院久我山でした。開始2分、右ウイングの宮下隼選手が鮮やかなステップで約30mを走り切ってトライ。5点のリードを奪います。しかし、近畿大会を圧倒的な強さで制した大阪桐蔭。安定したセットプレーを軸に、慌てず反撃を試みます。そして9分、ラインアウトからモールをつくって押し込むと、最後は抜け出したフッカーの芦高優一選手がトライ。5対5の同点に追いつきます。このトライで勢いを取り戻した大阪桐蔭は、17分にFW陣が力強い突破を見せて勝ち越すと、30分にはSO上田倭楓選手のキックパスに反応した山添仁琴選手がトライ。逆転して前半を終了します。

 後半に入っても大阪桐蔭の勢いは止まりません。後半はスクラムで国学院久我山を圧倒。スクラムを押し込んでペナルティーを誘発すると、キックで前進したラインアウトからの攻撃を得点に結びつけていきます。後半だけで5つのトライを積み重ねて48対5、上々のスタートで1回戦を突破しました。