沖縄で、6月23日の慰霊の日に向けて、「平和の礎」に刻まれた戦没者の名前を読み上げる取り組みが今年も実施されることになり、実行委員会が参加を呼びかけました。
「『平和の礎』名前を読み上げる集い」の実行委員会は、沖縄県庁で会見を開き、今年で3回目となる戦没者の名前の読み上げへの参加を呼びかけました。

【「平和の礎」名前読み上げる集い 高山朝光 顧問(元知事公室長)】
「24万人の亡くなった人たちの名前を読み上げる中で、平和を希求する思いを強く発信していきたい」
沖縄県糸満市の平和祈念公園内にある「平和の礎」に刻まれた戦没者24万人あまりの名前を読み上げることで、戦争で失われた命について考え平和を発信しようというこの取り組みは、6月1日から慰霊の日まで実施されます。
読み上げは地域会場のほか、オンラインでも開催され、去年は世界9つの国と地域から3800人余りが参加しました。
実行委員会ではホームページで参加者を受け付けていて、4月14日までは学校や団体の申し込みを優先しその後、個人での参加も受け付けるということです。