ドジャース大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏が球団から解雇されました。スポーツ賭博に関与していたとみられ、波紋が広がっています。
水原氏解雇 違法賭博に関与か
喜入友浩キャスター:
これまでに報じられているアメリカメディアの内容をまとめます。スポーツ専門チャンネル「ESPN」は複数の情報筋の話として、水原氏が連邦政府の調査を受けているカリフォルニア州のブックメーカーを通じて違法賭博を行い借金を作った。そして、大谷選手の口座からブックメーカーの関係者に少なくとも450万ドル、日本円で約6億8000万円が送金されたとしています。
また、ESPNが行ったインタビューで水原氏は「賭けは合法だと思っていた」と話しているということです。
藤森祥平キャスター:
まだわからないことが多い、疑惑の段階です。ただ可能性として、水原氏が罪に問われる可能性はいかがですか?

国際弁護士 清原博さん:
カリフォルニア州の法律に違反したとして「違法賭博罪」という可能性があります。カリフォルニア州の刑法によりますと「違法賭博罪」で仮に有罪となれば、6か月以内の禁錮刑、100〜1000ドルの罰金刑、状況によってはその両方の可能性があるということですね。
ただ、一部報道によりますと水原氏は大谷選手の銀行口座にあったお金を勝手に使ったのではないか、ということも疑惑として上がっていますので、もし本当にそうであれば、より重い「横領罪」というものが考えられると思います。
藤森キャスター:
これは水原氏が「賭博が違法か知っていたか」でも差が出てくるのでしょうか?
国際弁護士 清原博さん:
そうですね、違法と知っていれば「違法賭博罪」でしょうが、仮に合法だと思っていても単にカリフォルニア州の法律を知らずに合法だと思っているだけだったら、弁解というのは裁判所になかなか通らないと思いますね。