きょうの東京株式市場で、日経平均株価は前の営業日より812円高い4万815円で取引を終えました。取引開始直後から幅広い銘柄に買い注文が膨らみ、今月4日につけた4万109円を上回り、史上最高値を更新しました。

おととい、日銀がマイナス金利を解除し、17年ぶりの利上げに踏み切ったものの、追加利上げを急がない方針を示したことで、円相場は円安傾向が続いていて、輸出関連の銘柄を押し上げました。

一方、金融引き締めの長期化が警戒されていたアメリカでは、中央銀行にあたるFRBが20日、年内3回の利下げ見通しを維持しました。

日本とアメリカの中央銀行の緩和姿勢を受けて株式市場では安心感が広がっていて、きのうのニューヨーク市場でダウ平均株価などが史上最高値を更新したことも追い風となりました。