【公共交通】

<多両編成車両導入経費>(予算額8億9056万円)=予算拡充

熊本市電(路面電車)に新しい車両を導入します。

ラッシュ時に乗客が市電に乗れない問題などを改善するため、2024年度には今の定員の1.5倍の乗客が乗れる車両の運行を始めます。

さらにこの車両を2025年度に増やすため、2編成分の車体の製作にも取り組みます。

【道路整備】“10分・20分構想”

<道路整備事業>(予算額187億6446万円) ※新規予算でも予算拡充でもありません

渋滞の解消や物流の確保などのため、道路の整備を加速します。

熊本市中心部から高速道路まで10分、また熊本空港まで20分で結ぶ「10分・20分構想」を進めるため、住民アンケートなどを行い、概略ルート案などの検討を進めます。

また、熊本西環状道路では、池上インターチェンジまでの延伸工事を2027年度にも完了させます。

さらにTSMCの進出などによる交通対策なども取り組みます。

【まちづくり】

<中心市街地面的整備検討支援経費>(予算額396万円)=新規予算

熊本市の中心市街地でビルなどの建て替えを促します。

中心市街地には、古くて耐震性の低い建物が多くありますが、隣り合った建物を一緒に建て替えるケースは少ないのが現状です。

そのため、一緒に建て替えた場合のメリットなどを学んで、建て替えに向けた第一歩にしてもらおうと、手を挙げた商店街などに熊本市がコンサルタントを派遣します。

元々、熊本市は建て替えを促す「まちなか再生プロジェクト」を進めていて、この制度を使えば、容積率もアップすることから、一緒に建て替えることで土地の所有者にとって有利なだけではなく、環境面などの改善も進むと期待しています。