渦中の社長を直撃 マニフェストの虚偽記載は「事務のミスです」

記者「感染性廃棄物を長年にわたり放置していた?」
社長「長年ってことはない」
記者「バイオハザードのマークが付いたポリタンクが山積みになっているが」
社長「それは未処理です。未処理だから先月(1月)かな、業者にお願いをして全部空に片付けた」
記者「免許(認可)取り消しを受ける前は?」
社長「冷蔵庫にありました。別に菌が余計に発生するわけではない。倉庫じゃないから」
感染性廃棄物を放置していたことを認めた社長。なぜそのままにしていたのか。

「砂押プラリ」の社長は、5年前の大雪で工場の屋根が崩落し、廃棄物の処理が滞るようになったと説明しました。
社長
「(平成)31年に大雪になって工場が全部壊れた。それでも品物が入ってくるじゃない毎週。潰れたからってすぐに持って行くったって、飽和状態なんですよ、宮城県は処分場が。それじゃ困ったと、どうしようかと、それでそのまま仕事が続いたわけだ」
病院からの要望を受けて、やむなく引き受けていたと主張しました。
マニフェスト(産業廃棄物管理票)の虚偽記載については…

社長「手で書くのが間に合わなくて事務のミス」
記者「意図的ではなく?」
社長「事務のミスです」
記者「社長自らが(偽造の)指示したということは?」
社長「そういうことはない」
あくまでも「事務のミス」と繰り返しました。「砂押プラリ」に残された廃棄物の行方は…。