ちょっとひととき…懐かしい “昭和の長崎”を感じてみてください。
NBCライブラリーに残る映像で振り返ります。

TBSテレビで2024年3月現在、放送中の金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」の時代設定と同じ時期、1986(昭和61)年の長崎市内の話題です。

この時期はまさにバブルが始まろうとしていた頃です。
では長崎市内の様子はどうだったでしょうか?

1986(昭和61)年3月、長崎一の繁華街にタイムスリップしてみると──

浜町では、お洒落なファッションビルが新たに誕生しようとしています。

その代表格の一つが、1986(昭和61)年3月に観光通りにオープンした「パトリエ21ビル」です。

オープンの日には開店を待ちわびた人で、アーケードに長蛇の列ができました。

「パトリエ21」は、高層部にマンションを備えたファッションとグルメの複合施設。

地下1階から3階は洋服店やレストラン、それにカフェ。4階には400人収容のホールがつくられました。

当時は 『DCブランド』(DCはDesigner’s & Character’sの略とされる)ブームの全盛期で、若者は高価なデザイナーズファッションに身を包んで ディスコやレストランなどに繰り出していた頃です。

ビル内には、ビギ、メルローズ、ニコル、コムデギャルソン、ピンクハウス、コムサデモードなどのショップが勢ぞろいしました。

飲食店はレストラン べる・ぱとりえ、長崎料理・萬吉、カフェテリア東洋軒などが開店していました。

また、この時期、浜市商店街では、飲食店やスナックなどが入居する新たな商業ビル「ウィズ長崎ビル」がこの年10月のオープンに向けて建設中でした。

周辺地区でも飲食店の入った大型ビルが続々と建設され、時代はバブル全盛期へと進んでいきました。

放送局が撮影した 長崎の映像を配信している『ユウガク』より