看護師1人あたり40人~50人分の情報を担当

ーーー弘川さんによりますと、宿泊療養されている方の症状ですが、これまでは喉の痛みを訴える人が多かったのですが、消化器系(下痢)や皮膚炎(発疹)なども見られています。施設の利用者は小児も多く、家族同室での療養や妊婦の入所も増えています。症状というのはいろんなものが出てきているような印象ですが、この辺りはどういうふうに考えていますか?
「そうですね、今まではどちらかというと熱・喉の痛み・倦怠感というふうによく言われていたんですが、今回からやっぱり消化器症状というところが宿泊療養施設に入所されている方からよく聞きます。それがちょっと特徴かなと。発疹はちょっと実際には見たことないんですけれども、それもあるということで、ちょっと症状がいろいろ出てきているんだなというふうに思っております」
ーーー宿泊療養施設ですが、在室患者数は1年前と比べて倍以上だということで、保健所を通さずに入所できるようになったことも要因ではないかということです。そういう意味では簡単にというか、いろんな作業を飛ばして入所することができやすくなったっていうことですね。今後の看護師たちの課題ですが、現在、看護師1人あたり40人~50人分の情報を担当しているということで、入所と退所の入れ替わりが激しく情報の管理や把握が大変だということです。1人で40人~50人分というのはすごい量ですよね。通常ですとどれぐらいの人数分の情報を担当するのが適切なのですか?
「病院の方では大体1人あたり10人前後の受け持ちという形になっているんですけど。やっぱり入院をされる対象の方ではないので、ただコロナの陽性で自宅で対応できないという方たちが入っておられていますので、まあ落ち着いてはいらっしゃるので」
ーーー7月24日現在、大阪府内で保健所から連絡が来ていない人、または連絡が来ているが対応が決まっていない人が4万5225人いるということで、連絡待ちや対応待ちという方がたくさんいます。また、子どもの入所が増えているということですが、コロナ以外の感染症や病気の拡大というのはどういうふうに見ていますか?
「そういった情報というのは看護協会の今の活動の中ではあまり得られていないんですが、地域の病院の看護師さんたちからの情報ではそういう熱中症はもちろんなんですけれども、そういうところで受診に来られてどれかということで検査をして結果が出るまでに時間がかかるというようなことをおっしゃってました」














