沖縄からブラジルへ渡った県系人の暮らしぶりをたどる写真展が、那覇市の県立図書館でひらかれています。

写真展「沖縄コロニアの人々」は、県立図書館が去年、県系人が多く暮らすブラジル・カンポグランデとサンパウロ近郊で収集した写真や資料、317点を紹介するものです。

写真は、県系人の家庭から寄せられたものが中心で、地域のコミュニティや学校などで撮影された集合写真や、県系2世たちの結婚式の様子など、移民先での暮らしぶりがわかるものとなっています。

県立図書館資料班 與那原千晴さん
「沖縄から遠く離れたブラジルにいるにも関わらず、沖縄の文化ですとかそういったものが息づいているんですね。建物等もそうなんですが、お祝い事やイベントなどは、みんなで参加して非常に盛り上がったというのがひしひしと伝わる写真がたくさん残っていますので、ぜひそういった面をご覧いただければなと思っております」

写真展は、5月13日まで開かれています。