昭和の時代は「新入社員つらかった」
井上キャスター:
昭和ってこんなお花見がありましたよね、過去の映像をご覧ください。

昭和63年の上野公園です。余興などで大盛り上がり。踊っている人もいたり、みなさん楽しそう。中には、家から持ってきたのかブラウン管のテレビでカラオケを楽しむ人もいました。

当時のインタビュー映像もありました。「新入社員つらかった」という、こんなコメントです。

――これも仕事のうちなんですか?
場所取りをしている人:
「新人ですから、それはやむを得ないですね。はい」
前日から、会社によっては有給休暇などを取って、場所を取る。当時、携帯電話などありませんでしたので、「場所の連絡どうしますか?」とか「なんでこの場所を選んだんだ」とか、「トイレに近いとこがいいって言ったけどトイレに近すぎるだろう」とか。大変だったそうです。
田中ウルヴェ京さん:
確かに当時は携帯がなかったんです。本当に大変だった。その点では、いろんなコミュニケーションの工夫の力は養えたと思います。取った場所に対して、反対意見があっても「こういうふうにトイレの近くにあったんですよ。なぜならば」みたいに言える力がついたと言われればそうかもしれません。
ホランキャスター:
何人かで行って、だれかが場所をとって、「ここだからってみんなに伝えてね」っていう本当に伝言ゲームのように伝えていったということなんだと思うんですけど、本当に楽しいお花見は全然ありです。