日経平均株価が一時4万円を超えし、バブル期につけた最高値を更新しました。国内の大企業では賃上げを実施するところも相次いでいます。そんな中景気回復の実感はあるのか、MBCアプリのユーザーに聞きました。
(調査期間は3月7日〜10日で、20代〜70代の男女180人から回答を頂きました。)
Q.景気の回復を実感していますか?という質問については、93.3%が「していない」でした。
「景気回復を実感している」とした人は6.7%にとどまりました。
Q.株や投資信託、積み立てNISAなど投資をしていますか?という質問に対しては、「していない」と答えた人の割合は48.9%でした。
「している」と答えた人は42.2%ですが、「今年中に始める予定」とした人も合わせると51.1%になります。
■投資をしている人は、株価の上昇で景気の回復を感じているのでしょうか?
投資を「している」と答えた人76人の中で、景気回復を「実感していない」と回答した人は70人。
投資をしている人のおよそ92%が、株価が上がっているにも関わらず、景気回復が実感できていないことになります。
投資をしている人で、景気回復を実感していない人の意見では、
・「小売業に勤務していますが、販売実感がない」(30代男性)
・「会社の業績が悪く、賞与もないに等しい」(50代男性)
・「中小企業で働いていますが、株価上昇前と比べて給料も賞与も変わらない」(50代女性)
など、「給料が上がらない」といった意見が目立ちました。投資をしている人で、景気回復を実感している人は、「株でもうかった」「資産運用が好調で、心理的余裕が出ている」といった意見が寄せられました。
■投資はしていないが、景気の回復を実感している人もいっぽうで、投資はしていないが、景気回復を「実感している」としたのは、全体の2.2%。
「少し月給が上がった」(40代女性)
「仕事の依頼が増えた」(70代男性)
など、仕事が好調という人でした。
■「物価高で家計苦しい」景気回復の実感遠い「景気の回復が実感できない」という回答をした人の多くが物価上昇による生活の苦しさを挙げました。
具体的には、
・日々の買い物が大変
・食費や日用品など負担が来ています
・家計が苦しい
・年金生活者には景気がよくなった気がしない
・投資どころか貯蓄すら厳しい
といった意見がありました。
「毎月ギリギリ」といった切実な声も寄せられました。
・スーパーに行くと、商品がほぼほぼ値上げで財布が悲しくなります。(30代女性)
・賃上げも無し毎月ギリギリの生活。子育てもしづらく子ども医療費の窓口負担がゼロになるのは先々。鹿児島は全体的に遅れている感じです。(30代女性)
・給料上がらない、最低賃金は全国平均以下なのに税金や厚生年金はかなり引かれます。引かれる金額が増えました。景気が良いなんて全く思いません(40男性)
・物価が上がり実質賃金は下がる一方です。じっと耐えて切り詰め続けるしかないのだと感じます。株価が上がっても投資家や裕福な人が更に富を得るだけだと思います。(40代男性)
※MBCアプリを使ったアンケートで、統計に基づく世論調査とは異なります。
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