能登半島地震の影響で入善町では海洋深層水の取水管が破損しています。町は13日の議会で、復旧は早くて来年10月ごろになる見通しを示しました。

笹島春人町長:「町といたしましては、一日も早い海洋深層水取水施設の復旧を目指し、町の生命線である深層水事業の復興、更なる飛躍に向けて、着実に事業を進めてまいりたいと考えております。」

ミネラルが豊富で不純物が少ない入善沖の海洋深層水。入善町ではこの深層水をつかったカキやサクラマスを畜養し「深層水ブランド」として売り出しています。

しかし能登半島地震によって「深層水」をくみ上げる取水管2本が破損しました。

舟本真理キャスター:「海洋深層水が購入できる取水場なんですが蛇口をひねっても水が出ません」

こちらは海洋深層水をくみ上げ、関連企業に分水している施設です。

入善漁協協同組合 熊谷敬之さん:「本来なら水深384メートルから海水をくみ上げているが、途中の100メートルから海水をひきあげている」

海洋深層水を使ったカキが人気のこちらの店では応急的に浅い層の海水をくみ上げていて「海洋深層水」を売りするのは難しくなるとみています。

町は今後2つの取水管を新たに設置するなど復旧を進めるとしていて、その応急的な復旧の一部費用として総額2億9400万円あまりを町の予算に計上しています。

復旧事業の全容は明らかになっておらず、最終的な町の負担額がどの程度になるかについては見えていません。

笹島春人町長:「現状では約55%の交付税処置となる見込みである。残りの45%程度が、実質の町の負担となるものと試算しております。」「国や県との協議を綿密に重ね、少しでも多くの有利な財源の確保につとめてまいりたい」

入善町は復旧は最短で来年10月ごろと見込んでいます。