賃上げの動き 中小企業はどう捉える?「同じ土俵では競争できない」
藤森キャスター:
2月、スーパーアキダイの秋葉弘道社長は、「日本の話じゃないみたい。自分の社員にもそれぐらいあげたいが、(賃金を)1万円上げることがどれだけ大変か…切なくなってくる」と切実な思いを語っていただきました。

小川彩佳キャスター:
影山さんもカフェを経営されているわけですが、秋葉社長の思いをどう感じますか?
影山知明さん:
本当にわかります。企業業績そのものがすごく好調とニュースでは聞いていて、過去最高益を更新し続けていて、それがようやくお給料に反映されてきたっていう意味では、とても大きな一歩かなというふうには思います。
ただ、大企業っていうのは就業人口の3割なんですよね。7割の人にとっては関係がない話で、自分のやっている中小企業からすると、コロナも含め、原価が上がり、税金や社会保険料も上がり、水道代・光熱費も上がり、経営としては本当に厳しくて、これではもうとてもじゃないけど同じ土俵では競争できないなっていう、最近はそういう感覚になってます。

小川キャスター:
ただ、その厳しい中でも賃上げなどの対応をしていかないと人が集まってこないという感覚ですか?
影山さん:
採用も苦しくなっているので、募集をかけてもなかなか人が集まらないっていう状況があります。今回のニュースがより大企業に追い風になるってことは、我々からすると、かなりまた厳しさが募るなという、そういう印象です。
トラウデンさん:
物価高自体は大企業も影響受けてるところは多いわけじゃないですか。それでも大企業がこれだけ賃上げできるのは何故なんだろうっていうのと、この流れが中小企業にちゃんと続いていけるのかなっていうのは気になるところです。
土居記者:
これまで30年間、日本企業はほとんど賃金が上がってこなかったんです。実はその間に、内部留保は積み上がっていて、企業はリストラを優先してきたので、はっきり言ってしまうと、別にこれまでも賃上げできる能力はずっとあったんですが、してこなかった、賃上げまで踏み込めなかったというのが実情だと思います。
また、中小企業はどうすればいいのかというところなんですが、もうはっきり言って、中小企業が賃上げの原資を確保できるように大企業が価格転嫁を受け入れる、もうこれしかないと思います。
そして、大企業が中小企業に適切な価格をちゃんと支払うということが中小企業の賃上げに繋がると思いますし、これはもう大企業の責務だというふうに思います。














