中小企業、賃上げできそうにない約18%

藤森キャスター:
中小企業の賃上げに関するアンケートがあります。

2023年12月、東京商工リサーチの調査ですが、

去年を超えそう:約11%
去年と同程度になりそう:約51%
(賃上げ幅)去年を下回りそう:約20%
賃上げできそうにない:約18%

既に18%が「賃上げできそうにない」という表明をしています。ただ逆を返せば、残りの82%はまだ賃上げができるんじゃないかという、こうした可能性が残ってるわけですね。これをどう実現していくのか。

影山さん:
僕らもまさに賃上げしたいけれどできないという状況で、経済の世界の多様性ってことが僕は大事じゃないかというふうに思っていまして、今、大企業にとってはとても追い風が吹いていて、このままいくと、大企業・大手資本の商品やサービスが世の中を席巻していくという状況になりかねない。

ただ、僕らのような中小企業が担っている多様性ある働き方や、あるいは柔軟にいろんなニーズに応えた商品やサービスを作っていったりっていうことがあって、その多様性を守っていくという意味で、中小企業に対しての少しの支援施策だったり、あるいは、大企業の中でもお給料として払うのもそうですし、取引先に対して正当な価格でお金を払っていく。それは短期的な業績を悪くさせてしまうので、株主や投資ファンドからすると、それはむしろ逆に映ってしまうんですが、人や取引先に優しい企業をちゃんと評価していく株式市場や投資ファンドの仕組みも増えていくといいなと感じますね。

藤森キャスター:
今後、賃上げにまつわるポイントとなる数字があります。2023年の賃上げ率は3.58%でした。これを超えるかどうかがニュースになってくると思いますが、どうみればいいですか?

土居記者:
民間の調査では3.88%になるんじゃないかということで、2023年の賃上げを超えることができるという予測は出ています。

ただ、大企業だけが大幅な賃上げをして、中小企業がついてこないと、この数字を超えたところであまり意味がありません。やはり7割の雇用を支える中小企業の賃上げがどこまで実現できるか。中小企業の賃上げが実現できてこそ、日本全体の賃上げが実現したというふうに言えると思います。

賃上げ 中小企業には?「みんなの声」は

NEWS DIGアプリでは『賃上げ』などについて「みんなの声」を募集しました。

Q.大企業の賃上げ 中小企業や非正規社員に広がる?
「広がる」…3.9%
「少しは広がる」…19.0%
「あまり広がらない」…39.0%
「広がらない」…36.2%
「その他・わからない」…1.9%

※3月13日午後11時13分時点
※統計学的手法に基づく世論調査ではありません