東日本大震災の発生から13年。災害への備えについて考えます。
疑似体験で学ぶ「地震」
災害の疑似体験ができる東京・墨田区の「本所防災館」。3月25日、一部体験コーナーがリニューアルオープンします。
どんなことが体験できるのか、オープン前に取材しました。

まず案内されたのは、大きな地震後を再現した部屋。
キッチンでは大きな家具が倒れ、食器や炊飯器などが散らばり床がほとんど見えない状況です。

東京消防庁防災部防災安全課 篠原和樹消防士長
「この中を歩くことを想像していただくと、足をガラスなどで切る危険があるのが想像できると思います。」

【寝室】では、布団で寝ている人の上にタンスが倒れている状況を人形で再現。
東京消防庁防災部防災安全課 篠原和樹消防士長
「ご自身の家族が寝室で挟まって動けないような状態では、助けに行くということも考えられますが、余震など新しい地震が発生する可能性もあります。そういうときにはすぐに建物の中から避難することも頭の中に入れておいていただく必要があると思います。」
この展示で、危険な箇所や、2次災害の防止に繋がるポイントを確認できます。
またこの状態のまま余震が起きるとどうなるのか、実際に部屋が揺れる様子も見ることができます。
小林由未子アナウンサー
「怖い。あんなに揺れていたら転んでケガをしそうですね。」