井上愛里沙選手「少しずつだが成長を感じることができたシーズンだった」
最終戦となったこの日も、ホームアリーナをチームカラーのピンクに染めたファンが選手たちを後押しする。相手は大野石油広島オイラーズ。大声援を背に躍動する選手たちが第1セットを25対10で奪うと、第2セット以降も、粘り強さが身上のオイラーズを寄せ付けなかった。
第2セットは序盤こそリードを許したが、全日本でも抜群の決定力を誇る井上愛里沙選手がコートにたつとムードが一変。サービスエースで試合の流れを引き寄せると、強打で一気にチームを勢いづけた。けがの影響もあって、今シーズンはなかなか納得いくパフォーマンスが発揮できなかった井上選手だが、「このチームにきて本当によかった。けがの具合もあって、なかなか試合に絡むことができなかったが、体のケアやコンディションの回復、フィジカルの強化含めて素晴らしい環境を与えてもらった。実際に、数字の面でも結果が出ている。自分もこのチームと一緒に成長したいと思えるチーム。少しずつだが成長を感じることができたシーズンだった」と振り返り、以前の自分より成長した手ごたえをつかんでいる。














