「スーパー抗原」で体の全身の免疫が過剰に活性化

――これは感染するんですか?

基本的には感染します。ただバクテリアに感染すれば直ちにみんな劇症化するかというと、様々な要因があり、人側の要因も多いので、菌だけで決まるものではないんです。溶連菌自体は、元気な人の皮膚など、どこにもある常在菌なのでみんな持ってるんです。それが病気になるっていうのは、複数のケースがあるので、わからないところがあります。

――国立感染症研究所によりますと、患者の約30%が亡くなってしまう、極めて致死率が高いものだということです。高齢者とか基礎疾患、免疫が下がっている人がなりやすくて、子供は比較的なりにくいという特性があるといいます。

(城戸教授)これはバクテリアが出す「毒素みたいなもの」があって、それが人間の免疫を過剰に刺激するんです。専門的には「スーパー抗原」と言いますけど、スーパー抗原で体の全身の免疫が過剰に活性化して、自身を攻撃する状態なので、免疫が不十分な子供は比較的少ないということです。