鹿児島県警は、令和6年1月末の「うそ電話詐欺被害状況」をまとめました。

認知件数は18件で(前年同期比+16件)、被害額は約2億900万円で(前年同期比+約2億600万円)となり、大幅に被害額が増えました。

「投資」に関連した被害が多発~高額被害
被害者は、SNS上の広告や投資サイト等にアクセスし、SNSで連絡をとるなかで、利益が出ているように見せかけられて相手を信用し、被害に遭っています。
 *有名人を騙る「偽のアカウント」にも注意しましょう。

「副業」に関連した被害
SNS上の広告や副業サイト等にアクセスし、SNSで連絡を取り始めた相手から報酬を得るための必要経費等を要求される被害が出ています。

■他にも
 ・「融資」を受けたいと検索したサイトに登録後、相手から保証金等を要求される
 ・「パソコンに偽の警告」が表示され、連絡した相手からサポート費用等を要求される
 ・「老人ホームの入居権譲渡」に関する電話があり、承諾したら、その後「名義貸しは犯罪になる」と言われ、トラブル解決費用を要求されるなどの被害も出ています。



【被害に遭わないために】
簡単に高額な利益や報酬が得られるなどのうまい話には十分注意し、慎重に対応しましょう。
パソコンに警告が表示され、警告音が鳴っても、慌てて表示された連絡先に電話したりせず、画面を閉じましょう。
★支払い方法として「コンビニ」等で「電子マネーカード」を購入するように言われたり、現金を宅配便で送金するように言われたら詐欺を疑いましょう。
「+」から始まる海外の番号(例+131245678)や心当たりのない電話番号が表示された場合は「電話に出ない」「かけ直さない」ようにしましょう。
お金が関係することは、せかされたり不安をあおられても、手続きの前(振込等を行う前)にまず周囲の人に相談しましょう。