日本列島には、2月下旬から本州の南岸を通過する低気圧=南岸低気圧が度々やってきています。2月23日、26日、3月1日、そして6日と、4日前後の周期で通過していて、その度に太平洋側を中心に雨や雪が降っています。

そして再び、8日も”南岸低気圧”がやってきます。今回の低気圧は、日本の南海上で7日の夜に発生し、その後発達しながら、8日の日中には関東の東へと進んでいく予想で、本州の南岸を進むというコースではありません。

ただ、性質としては南岸低気圧に近く、関東地方と東北地方の太平洋側では8日の午前を中心に雪や雨となりそうです。東京都内ではどちらかというと雨の時間が長いとみられますが、早朝は雪になる所が多い見込みです。気象庁が発表した「雪に関する東京都気象情報 第1号」では、8日午前6時までの24時間に予想される降雪量は東京地方の多い所で2センチ、東京23区でもうっすら積もる可能性があるとしています。

また、宮城県内は8日の明け方から昼前にかけて広く雪が降り、1センチから5センチくらい積もる所が多くなりそうです。6日と同様、水分の多い湿った雪となるでしょう。積雪によるスリップに注意が必要です。

なお、12日(火)にも再び南岸低気圧がやってくる見込みですが、この時は上空の寒気が弱まっているため、全国の広い範囲で雪ではなく雨となる見込みです。