テイラーの呼びかけ 11月本選前にも?

ホラン千秋キャスター:
テイラー・スウィフトさんは、音楽界のアイコンと見られることも多いと思うんですが、ここ数年、女性の地位向上などに関しても声を上げ続けているので、単なるアイコンではなくなってきています。

樫元さん、テイラー・スウィフトさんのような影響力のある方がどう声を上げるのか、候補者の皆さんは、かなりやきもきしている部分があるのでしょうか?

樫本照幸記者:
トランプさんの勢いがすごいと伝わっていますが、バイデンさんとの直接対決はまだどうなるかわかりません。そして最終的には7つの「スイングステート」と言われる州でどっちに転ぶかというところで大統領選が決定していきます。そこで勝利を分けるのはほんのわずかな差なんです。

1月下旬、ニューヨーク・タイムズによると、「民主党のバイデン陣営はテイラー・スウィフトさんに何かの表明をしてもらいたいと期待している」という記事も出まして、ちょうどスーパーボウルの直前だったので、かなり話題になりました。

話題になった後、テイラーさんが表明をするのかが注目されましたが、5日、投票を呼びかけました。支持政党は特に表明していませんが、11月の本選の前にも何らかの発信があるのではないかと民主党側は期待をしています。

井上キャスター:
どうしても気になるのは、トランプさんにせよバイデンさんにせよ80歳前後、他の候補はいないのか。日本でもそうですが、新しい顔が出てこない。日米ともに、そのことの方が最も憂慮すべきなのかなという気もしますが、その点はどう捉えていますか。

樫本記者:
民主党側からすると、現職の大統領が再選を目指すと表明した以上、やはりなかなか出られないというのが正直なところですね。共和党側は、トランプさんの存在感が大きすぎたというところでしょうか。

ヘイリーさんがこの後どうなるかわかりませんが、若い方々はそれなりにいて、50代ぐらいの力のある方もいますが、次の選挙=2028年を目指しているというのが今の状況で、今回はバイデンさん対トランプさんの80前後対決。この再対決ということで、有権者は意思表示をしなくてはいけないという状況です。