フリマアプリを展開するメルカリが、スキマバイトの新たなサービスを開始しました。広がるスキマバイトの現状を取材しました。

“スキマバイト”の新サービス「メルハロ」開始

南波雅俊キャスター:
フリマアプリを展開するメルカリが、「メルカリハロ」という新たなサービスを開始しました。

【メルカリハロ】
▼メルカリで本人確認済みの人は即利用可能
→メルカリは約2300万人が登録している人のうち約1500万人が本人確認済み
▼最短1時間から働ける
▼対象となっている事業者は全国4万か所の店舗が登録
→コンビニ、ホテル、トレーニングジムなどの店舗も登録

一般的なアルバイトは、応募をして履歴書の確認や面接などをして、シフト勤務が決まり、給与に関しては翌月に銀行振り込みというのが一般的です。

その一方、メルカリハロの場合は、原則として多くのところでは"面接がない"ということで、手順が素早い。そして、給与は将来的にはメルペイでの支払いになりますが、現状は"最短即日銀行振り込み"と、すぐにお金も手にできます。

ちなみに、Nスタスタッフも大学時代にスキマバイトのアプリを利用したそうです。「飲み会の予定があったものの、手持ちのお金がなく、空いた5時間でできるファーストフードのスキマバイトに応募。バイトを終えた15分後に給与が銀行口座に…助かりました!」と超スピーディーに振り込まれたということです。

井上貴博キャスター:
メルカリのサービスのいいな、と思う点が「雇う側」と「働く側」が双方向に評価をするシステムを導入するみたいなので、トラブルにもなりづらいところ。

だれもが持ってるスキマ時間をお金に換えられるサービスが、これだけ身近になるっていうのは、強みがあるな、と思います。

弁護士 萩谷麻衣子さん:
こういう働き方がこれから増えていくかもしれないですよね。副業を認める企業も増えてきましたし、例えば「転職をしたい」と考えていても、「本当に世界に飛び込んでいっていいのか」と考える人が、すこし現場を経験してみる、というニーズはあるかなと思います。

ホラン千秋キャスター:
どんな仕事も責任はもちろんありますが、より気軽にフレキシブルに「今月はすこしお金が必要そうだな」と思ったら、スキマ時間を効率的に利用できるというのは嬉しいことですよね。

萩谷麻衣子さん:
労務形態がおそらく様々だと思うので、個人事業主で働くと全て自己責任になってくるところもあるので、その辺はしっかり覚悟しなきゃいけないとこもありますし。低賃金の人が、より賃金をもらうために低賃金で働く、などの悪循環にならないシステムを作っていかなければいけないですよね。