池森さん:
「(クリーム粘土の)絞り方がものによってチョンって絞ってあったりとか、あと全体的な色味。本物に近いような色味でおいしそうだねってよく言いてもらったりするので、それが生かされていると思います」
ミニチュア作りには、とにかく細かい作業が求められます。

たとえば、指先で小さく丸めた紫の粘土に爪楊枝でくぼみを付けると、ブルーベリーに。
続いてこちらは、何を作っているのでしょうか?
赤い粘土を細くこねて1ミリほどに小さく切ります。
切って丸めた粘土を集めると…正解はキイチゴです。
こうしてできた複数の小さなパーツを組み合わせて作品が生みだされます。
どれほど難しいのか、組み立て作業を実際に記者が体験してみました。
池森さん:
「そうですそうです上手い上手い」
大塚記者:
「合ってます?」
池森さん:
「めっちゃ上手です」
大塚記者:
「本当ですか? すごいプルプル震えるんですけど」
「あーちょっと待って、え?」
池森さん:
「手早くやらないとボンドが乾いちゃう」
15分ほどかけてようやく完成しました。
大塚記者:
「完成しました。比べると全然違いますね」
「非常にパーツが細かくて乗せるのもそうなんですけど、(パーツを)掴むこと自体が難しかったです。終始手が震えちゃいました」
池森さん:
「クリームの絞り方がすごいお上手で」
大塚記者:
「売り物になりますか?」
池森さん:
「…ちょっと(笑)」
土台やパーツ作り、組み立てと、一つの作品を作るのにいくつもの工程があり、時には睡眠以外の時間のほとんどを作業に当てる日もあるそうです。

池森さん:
「けっこう集中して作っています」
「小さいということ自体がすごく私の中でかわいく思えて、その魅力にどんどんはまっていった感じ」