全国でただ1か所、刑務所にある中学校、松本市立旭町(あさひまち)中学校桐分校(きりぶんこう)で5日、卒業式が行われました。

松本少年刑務所の中にある桐分校では、中学時代に十分な義務教育を受けられず、全国から志願した受刑者が1年間かけて学んでいて、今年度は20代から50代までの3人が卒業の日を迎えました。

卒業生は、桐分校の歌を大きな声で歌ったあと、林邦彦(はやし・くにひこ)校長から卒業証書を授与されました。

卒業生代表答辞:
「私たちはここで学んだこと、感じたこと出会った人たちを大切にし、誠意をもって生きていきます。もう人を傷つけないことをこの場で誓います」

桐分校は、中学校を卒業できなかったり、卒業したものの十分な教育を受けられなかったりした受刑者を対象に1955年に開校し、これまでに770人余りが卒業しています。

この日、卒業した3人は、それぞれの刑務所に戻って社会復帰を目指します。