新型コロナでピンチの居酒屋が、“食堂”という新たなステージへ!地鶏で人気の「塚田農場」と浜焼きスタイルの「磯丸水産」の食堂を取材しました。
■塚田農場「普通の定食屋なら出来ない食材」で勝負
まずは地鶏で人気の居酒屋チェーン「塚田農場」。2020年にオープンしたのが、「つかだ食堂」武蔵小杉店です。お客さん
「定食がすごくちゃんとしてるというか、居酒屋が元になってるのは、言われないとわからないくらい。美味しかったです」
女性もペロリの定食がこちら。
四つの小鉢が付いた「豚と茄子の味噌炒め定食」(900円)。ピリ辛の味付けが素揚げした野菜の甘みを引き立てています。さらに、ナポリタンにも野菜がたっぷり。シャキシャキの野菜と、それに負けないモチモチの麺。バランスのとれたひと皿に仕上がっています。
一方、厨房ではお店の名物メニューの仕込みが始まったようです。サムギョプサルにも使われるような立派な豚バラ肉。焼き目をつけ、1時間ほど煮込み一晩寝かせます。
そして再び煮込むこと数時間。手間暇かけて出来上がったのが・・・
具材がゴロッゴロの「名物 とん汁定食」(900円)※限定10食
お肉も野菜もバランスよく食べてもらいたいと開発されました。定食の脇役・豚汁を、最高の食材を使って、主役の座に押し上げました。
エー・ピーホールディングス 小林賢太朗マネージャー
「普通の定食屋だったらできない食材たちなので、それを扱えて定食としてお客様にお出しできるっていうのは、居酒屋が母体であるからこそだなと思います」
居酒屋の塚田農場は、地鶏や鮮魚などの生産者とタッグを組み、独自の仕入れルートを開拓。その一つが、千葉の指定養鶏場から届くこだわり卵、その名も“塚だま”。
薬味たっぷりでいただく「鹿児島県産 かつおのたたき」(単品850円)ど真ん中にいるのが“塚だま”の卵黄です。新鮮なお刺身に新鮮な卵を。贅沢な食べ方ですよね。
さらに、お酒の締めで人気の「海老たまチャーハン」(760円)にも。ついついエビに目がいってしまいますが、卵も美味しいんです。実は一般的な卵に比べ、約4倍の値段もするという特別な“塚だま”。それを惜しげもなくたっぷりと使ったのが、秘伝のレシピで作る特製タルタルソース。
揚げたての唐揚げを甘酢ダレにくぐらせて、タルタルソースをたっぷりとかけたら・・・
大人から子供まで大人気。「若鳥のチキン南蛮定食」(900円)の出来上がり。つかだ食堂、今後も店舗を増やすそうですよ。