明治時代に建立された久留米市の篠山神社など、福岡県内の2つの神社が、後世に残すべき建造物として国の登録有形文化財に登録される見通しになりました。

国の文化審議会は22日、福岡県久留米市にある篠山神社の本殿や拝殿などを、国の登録有形文化財にするよう答申しました。

1879年に造営された篠山神社の本殿は、大屋根が入り口の階段まで覆うようにせり出した大型の社殿が特徴です。

江戸時代に久留米藩を治めた有馬家の藩主をまつっていて、文化審議会は近代の神社建築の良い例だと評価しています。

一方、久山町にある「若八幡宮」の本殿は、江戸時代の1799年に建てられたもので、町内に残る神社の本殿で最も古いということです。

これらが正式に登録されると、福岡県内にある登録有形文化財の建造物は199件になります。