家庭環境などに問題を抱える子どもたちを支援する施設が、宮城県白石市に完成し29日、開所式が行われました。

白石市に完成したのは「子ども第三の居場所しろいしきち」です。

この施設は、家庭環境に問題を抱える子どもや、病気などで親が食事を作れない子どもなどが対象です。木造2階建てで、1階が食事を提供する生活スペース、2階が読書などの活動スペースとなっています。3年間は、仙台市のNPO法人「アスイク」が、毎年1400万円の運営費を日本財団から受けて運営し、4年目からは白石市が委託管理します。

NPO法人アスイク 大橋雄介代表理事:
「生きづらさを抱えている子どもたちが、ここに来ることによって、ホッとできたり、自分のことを見てくれる大人と出会えるような、そんな場所になることが大切だと」

NPO法人アスイク 大橋雄介代表理事

山田裕一白石市長:
「家庭の事情によって将来の夢や志を断念するということがあってはならないと思います。どういった生きづらさを感じていらっしゃるのか、ぜひ市役所の方にもご相談いただきたい」

山田裕一白石市長

利用時間は、放課後から午後8時までで子どもたちの送迎なども行います。同様の施設は、岩沼市に次いで県内で2か所目です。