高校で観たプロの芝居に感銘を受ける

高校時代、進路について演劇形式で考える進路劇を見る機会があった。その出来事が佐藤の将来の夢を変えた。
佐藤
「東京の役者さんが来て、うちの学校の体育館で進路劇っていうのをやってくれてたんですけど、トラブルでマイクが使えなくなっていて、マイクはないけど地声で、体育館の全員に伝わるような声量で芝居を続けてるっていうのが、芝居おもしろいなっと思って」
芝居の道へ進むため仙台の専門学校へ。役者の基本として、演技だけでなく歌やダンスも学んだ。
卒業後は上京。歴史ある劇団「人形劇団プーク」の門を叩いた。

佐藤
「小学校の時から親の人形劇団について行ってたんですけど、1年に1回プークの芝居を観ていたんですね、弘前で。専門学校卒業して東京に行くとなって、プークで芝居の勉強をしたいなって思って、プークに直談判しに行きました」
しかし入団後、コロナの影響で準備していた舞台が延期になり、ようやく踏んだ初舞台は苦い経験になった。
そこから舞台の醍醐味を得ることになる。
