■MLBオープン戦 ドジャースーホワイトソックス(日本時間28日、キャメルバック・ランチ)

ドジャース大谷翔平(29)が28日(日本時間)、ホワイトソックスとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場。第3打席に新天地での初アーチを放つなど初の対外試合は3打数1安打(1本塁打)2打点だった。

大観衆が訪れた大谷の新天地初の対外試合、前日27日(日本時間)にD.ロバーツ監督(51)は打順について「時が来ればわかります。どうなるでしょうね(笑)」と含みのある言い方をしていた。

注目のスタメンは1番・M.ベッツ(31)、2番・大谷、3番・F.フリーマン(34)、4番・W.スミス(28)、5番・M.マンシー(33)、6番・T.ヘルナンデス(31)、7番・J.ヘイワード(34)、8番・M.ロハス(35)、9番・J.ラモス(23)と1番から5番までは開幕戦のオーダーと思わせるメンバー。1番から3番まではMVP獲得者が並んだメジャー屈指の上位打線となった。

昨季、9月4日のアスレチックス戦以来、約6か月ぶりの対外試合。大谷がドジャーブルーのユニホームで打席に向かうと大歓声が起こった。打席に入る前には、昨季までエンゼルスでチームメートでホワイトソックスに移籍したM.スタッシ(32)とグータッチするシーンも。

注目の第1打席、1死走者なしでホワイトソックス先発、左腕のG.クローシェイ(24)と対戦。2021年に2度対戦し、2度とも空振り三振に打ち取られている。1球目は内角高めのストレートにバットを出しかけたが途中で止めてボール。際どいボールにもしっかり身体が反応していた。2球目はヘルメットが飛ぶほどのフルスイングで空振り。3球目もバットを振っていきファール。そして、4球目、低めのストレートを見逃したがストライクの判定でドジャース初打席は見逃し三振に倒れた。

ベンチでは明日29日(日本時間)に登板予定の山本由伸(25)と並んで試合を観戦した。

3回、第2打席は無死1、3塁のチャンス。3人目、右腕のJ.アンダーソン(31)と対戦。1球目のスライダーを完璧に捉えたが打球が上がらず、セカンド正面のゴロでダブルプレーに打ち取られた。

5回、第3打席は5人目、右腕のD.レオン(32)と対戦。1球目はカーブに手を出してファール。2ボール1ストライクから外角低めのチェンジアップに空振り。大谷は積極的にバットを振っていった。フルカウントになるとやや内角低めのストレートを引きつけて逆方向へ。詰まった打球に見えたが打球がグングン伸びてレフトスタンドへ飛び込む移籍後初アーチ。大谷のホームランは2023年8月24日、44号をはなったレッズ戦以来、約6か月ぶりとなった。大谷のドジャースデビュー戦は3打数1安打(1本塁打)2打点となった。