後半は、御所実のお株を奪うモール攻撃も

サイドの変わった後半、フレッシュな選手を次々と投入して、反撃を試みる御所実。10分すぎからは、敵陣22m以内に何度も攻め込みます。しかし焦りからか、ゲームの起点となるスクラムやラインアウトで、大事なところでミスがでて、なかなか得点につなげることができません。竹田監督は、「経験不足から、追い込まれた時やペナルティーをとられたときに、レフリーや周囲としっかりコミュニケーションをとって修正することができなかった」と振り返りました。
リードする大阪桐蔭は前半に続き、上田選手のキックを軸に落ち着いて試合を進めます。後半22分、御所実ゴールラインまで10m付近のラインアウトからモールをつくると、そのまま一気に押し込んでトライ。御所実のお株を奪うモール攻撃で勝利を決定づけました。終了間際にもPGで3点を加えた大阪桐蔭、御所実の最後の反撃も抑えて、29対0で完勝しました。
綾部正史監督が、「相手の強みを一つでも消しながら、こちらの長所を生かす狙いどおりの戦いを、一人一人が最後までしっかりと実行してくれた」と振り返った大阪桐蔭は、東海大大阪仰星に43-7、京都成章に59-0、御所実に29-0と、強豪に完勝して連覇を果たしました。















