
一柳信行 アナウンサー
日曜日のゲームは、あえて若手中心で組んだんです。スタメン9人の中である程度、1軍経験があるのは、セカンドを守った矢野選手1人だったんです。これには理由がありまして、こちら沖縄の方にたくさん若手を連れてきていますので、「実戦の場で彼らがどれだけ活躍するのか、これをつぶさに見たかった」と新井監督は言っていました。

そういった面では、特にバッティングの面では積極的にバットを振っていましたので、「また自分が悩む、いい面を見せてくれた」と話していました。
目立ったのが、キャッチャーの髙木選手でした。県立岐阜商業高校出身の3年目キャッチャー、背番号64。体が大きいんですけども、まず盗塁を刺したシーンが非常によかったです。1軍では、まだまだ緊張したシーンが出てくると思うので、きのうのような落ち着いたプレーができるかどうか、課題だと話していました。

バッティングですがヒットを2本打っています。2本目のヒットはレフトオーバーの当たりで、ホームランかというような打球でした。試合展開を考えましても、あの時点ではまだ1点しかリードしていなかったので、とにかく塁に出たかったと。そして何も考えずに無心になって振りましたと話していました。それが結果につながって本当によかったなと思います。
あと、なんといってもイケメンですよ。これもしっかりチェックしてもらいたいと思います。
青山高治 キャスター
若手といえば注目の 田村俊介 選手。土日、ノーヒットでしたが、内容はどうだったんですか?
一柳信行 アナウンサー
土日に関しては途中からの出場ということもありました。日曜日は1打席しか立たなかったんですけど、フォークボールをうまく打ったんですよ。1球目。バッターは、だいたい、まっすぐのタイミングで待つんです。その中で変化球が来た。体勢は崩されていたんですけども、うまくバットの先で拾い打つような感じだったんです。バットのヘッドを返さずに、コーンと拾い打つ感じだったんです。これは、なかなかすぐにできるものじゃないらしいんです。まだまだ若いんですけども、変化球を待っていなかった、まっすぐタイミングで変化球を真芯でとらえた。アウトにはなりましたけども非常に高いバッティング技術なんだよということをカープの関係者も話してくれいましたので、田村選手、期待してもらっていいです。侍ジャパンも待っています。