一審で下された判決は「無罪」

【新潟地裁山崎威裁判長(当時)】
「被告が犯人であれば、ナイフを隠したり逃げたりするのが自然。被告はすぐに119番通報をしていて、犯人とするには不自然なところが多くある。男性が誤って自分を刺してしまった事故の可能性も否定できない」

新潟地検は無罪判決を不服として控訴。
2021年に東京高裁は「一審判決は検討が尽くされていない」として、無罪判決を破棄し新潟地裁に差し戻すという判断を下しました。

一度無罪判決が言い渡された事件を、裁判員はどのように判断するのでしょうか?
この裁判は5回にわたって開かれ、3月11日に判決が言い渡される予定です。