2018年に男性をナイフで刺し死亡させたとして、新潟市北区の防水工だった男(46歳)が傷害致死の罪に問われた裁判の「差し戻しの裁判員裁判」が、27日に新潟地方裁判所で始まります。
この裁判では、一審の新潟地裁は2020年に「十分な証拠がない」として無罪判決を言い渡しました。しかし2021年の控訴審で東京高裁は「一審判決は検討が尽くされていない」として無罪判決を破棄し、新潟地裁に差し戻しています。

事件が起きたのは2018年10月でした。
新潟市中央区蒲原町のマンションで、会社員の男性(当時49歳)が血を流して倒れているのが見つかり、その後死亡が確認されたのです。
消防に通報したのは、同居していた被告でした。
警察はその被告を殺人の疑いで逮捕。
一緒に酒を飲んで帰宅した後に、男性の右腕をナイフで刺して殺害した疑いが持たれていました。