殺人容疑で逮捕 傷害致死罪で起訴

警察は、出血性ショックで死亡するほどの傷だったことや、被害者の利き腕である右腕にナイフが刺さっていたことなどから、被告を殺人容疑で逮捕。
しかし新潟地検は刺したのが頭や胸でないことなどから「殺意の認定は難しい」として、傷害致死の罪で被告を起訴しました。

真っ向から対立する 検察側と弁護側の主張

新潟地裁で開かれた一審の裁判員裁判で、検察側は懲役10年を求刑。
「2人は酒を飲んだ帰りに部屋の前で口論となり、その後、被告が男性の右腕を2度、ナイフで突き刺した」と主張しました。
弁護側は、酒に酔った男性が倒れこんで誤ってナイフが刺さってしまった「事故」の可能性があるとして無罪を主張。
被告も起訴内容を否認しました。