日々のレッスンが実を結び、山崎さんは2023年11月、念願のローザンヌ出場の切符を手に入れました。
山崎千夏さん:
「うれしさよりはびっくりの方が強かったです。僕がこの年で行けるとは思えなかったのでびっくりしました」
しかし、ローザンヌに行くまでの期間は、山崎さんにとって辛い時期でもあったそうです。

山崎千夏さん:
「早く終わってほしいなみたいに(思った)。でもいろいろな人から応援されているし、せっかく憧れのローザンヌの場に行けることに感謝して踊りたいと思っていました」
ローザンヌ国際バレエコンクールは8日間の日程で、最初の5日間はレッスンが行われます。
バレエ界のスターから直接指導を受け、6日目に行われる予選に向けて技術を磨きます。
山崎千夏さん:
「基本的な基礎ができているねといろいろな人に言われました。それがうれしかったです」
一方で、実力のあるダンサーが世界から集まる場所で、自分に足りていないものにも気が付いたといいます。

山崎千夏さん:
「海外の人はすごく表情も良いし、顔(表情)もつけられるし、基礎は自分の体に入っていて、自然にできるというところがすごいなと思いました。考えに余裕があって、いろいろなことに気を向けられるというところが、自分にはできていないなと思いました」
迎えた予選当日。














