長野県山ノ内町の中学生が、スイスで毎年、開催されている若手バレエダンサーの登竜門=「ローザンヌ国際バレエコンクール」に出場しました。
県内からの出場は、このコンクールで優勝した世界的ダンサーの二山治雄(にやまはるお)さん以来10年ぶり。
中学生ダンサーの挑戦です!
しなやか、かつ、力強い踊りを披露するのは、山ノ内町の中学3年生、山崎千夏(やまざき・ちなつ)さん。
1月末から、スイスで開かれた「ローザンヌ国際バレエコンクール」に出場しました。
山崎千夏さん:
「小さいころからの憧れの場所だったので、行けることに喜びを感じて、環境が整っている中で踊ることができるのは幸せだなと思いました」
父の勧めで3歳のころからバレエを始めた山崎さん。
平日は学校が終わると、最寄りの湯田中駅から電車に乗りレッスンに通います。

記者:
「レッスンはどれくらいの頻度で行っているんですか?」
山崎千夏さん:
「週に5日です。土日はどっちもで、平日は月火水です」
バレエシューズや着替えなどが入ったリュックを通学カバンの上から背負い、長野市の白鳥(はくちょう)バレエ学園へ向かいます。
平日は学校が終わってから夜10時まで、土日は正午から午後7時まで、レッスンに励む山崎さん。
指導する塚田みほりさんは「辛くてもあきらめない努力家」と評価します。

塚田みほりさん:
「すごく真面目に一生懸命やる子なので、それがすぐ体の中に習得できるかというとそうではないけれど、言われたことを一生懸命やっていたのは確か。よく頑張ったと思います本当に」
山崎さんの挑戦を影で支えているのが家族です。
父の聡(さとし)さんは夜遅くに、教室まで迎えに来てくれます。
聡さん:
「子どものためならと思っているというのが一番。子どももいつまでも子どもじゃないので、今しかできないこと、送迎だろうと日々の生活だろうと限りがあると思って(やっている)」














