俳優の役所広司さん、中野有紗さん、アオイヤマダさん、田中泯さんが映画「PERFECT DAYS」大ヒット御礼舞台挨拶に登壇しました。

映画「PERFECT DAYS」大ヒット御礼舞台挨拶



本作は、数々の傑作を世に送り出してきたヴィム・ヴェンダース監督が、長年リスペクトしてやまない役所さんを主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた物語です。観客動員数は70万人を突破し、興行収入は10億円を超えました。
さらに、第76回カンヌ国際映画祭で役所さんが最優秀男優賞を受賞し、「第96回米アカデミー賞」の国際長編映画賞にノミネートされています。役所さんは“(授賞式)当日は行きます。ここまできたら、もちろん1等賞は取りたいですけど、世界中の映画仲間と楽しみたい”と意欲を見せました。

役所広司さん



役所さんは”この映画を観て疑問を持つ人が多いらしいですが、『平山は家の玄関はロックしてるのか?』と。あれはボタン押して閉じると、自動で閉じる古いタイプの鍵でちゃんと閉めています。それから公園でサンドウィッチを食べているシーンで『ちゃんと手を洗っているのか?』と思っている人、ちゃんと洗ってから食べていますから安心してください”と挨拶し、笑わせました。

役所さんは普段、出演作は共演者と観る試写のみが多いそうですが、海外映画祭への出品などもあり、”おかげさまで3回ほど、おかわりしています”と明かし、”海外で取材を受けると、改めて日本の良さを思い出させられます。大都市の人は携帯電話など、どんどん新しい物を求めがちですが、この映画を観て思い直す方が多いそうです”と、映画の影響力を語りました。

役所広司さん



最後に役所さんは“撮影時はこんなに多くの世界の人に楽しんでもらえると思っていませんでした。こんなに受け入れてもらえて、監督の興収記録も更新して恩返しが出来たのかな?と思います。監督とキャンペーンで一緒にいても、日に日に機嫌が良くなるのも感じられました“と喜び、そして“聞くところによると、映画を観た方が東京トイレットのトイレを見学に来るそうで、清掃員もやる気が出て機嫌が良いそうです。それは良い事。あとは僕たち使う人が、ちゃんとキレイに使う気持ちになるかどうかに掛かっていて、そこがプロジェクトの最終目的です。皆で頑張って『世界に誇れる公衆トイレ』を皆さんと作りたいです”と締め括りました。


【担当:芸能情報ステーション】