能登半島地震により出荷できなくなった農産物の販売を支援する催しが、石川県小松市で開かれ多くの買い物客で賑わいました。

25日販売されたのは、石川県珠洲市で収穫されたコシヒカリの玄米やダイコン、そしてカブです。

能登半島地震によって契約先の飲食店や企業が営業を停止するなどして、農作物の販売が出来なくなった珠洲市の農家に、新たな販路を見つけてほしいと開かれたものです。午前10時のオープンと同時に買い物客が次々と訪れ、運び込まれた400キロの玄米は、予約分を含めおよそ30分で売り切れました。

買い物客
「さっそく家に帰って食べます」
「こんな形で応援できるのは良いなと思って来た」
珠洲市の農家
「これから毎日また新しい農業始めていく中で、そのたびに思い出してしまいそうな感じで頑張っていこうと思う」

主催者は「被災地で農業に甚大な被害が出ている中、イベントを通して今後の作付についてビジネスチャンスを得てほしい」と話していました。